クイーンズタウン・スキー日記:5日目

      コロネットピーク
                          これぞニュージーランド!


  

 
地図
■コロネットピークの看板。
  クワッド1本で山頂だ!。
■でも、広く感じるなあ。
■遠くに緑の平野と湖が
■山の裏側も滑りたい
■これぞNZ!

  今日はすばらしい天気だ。昨日の猛吹雪で申し訳無く思ったのか、朝からスカッと晴天が広がる。しかし、油断はならない。こういう時に限って、山の上は自分の板も見えないような吹雪きだとか....
  そもそも、コロネットピークはクイーンズタウンの町から最も近い。この町に来た最初の日に、いきなりナイターをやりに行った人もいたほどだ。さて、バスはちんたらと山の中に入る。カドローナに比べると、とても早く着いた感じだ。
 
 スキー場はすばらしい晴天であった。ニュージーランドの典型ともいうべき、山の上は真っ白で山の下は緑が広がる景色が広がっている(説明はまどろっこしいので、写真見て)。ああ、これがニュージーランドなのだ。パンフレット等で何度も見た風景である。

 しかぁし!スキー場もまた、ニュージーランドの典型である。狭い。季節が逆でなかったら、わざわざ日本から来る価値は無いだろうと思うほどの広さだ。日本の中規模スキー場並だ。しかも初めて海外スキーに行ったウィスラーとつい比較してしまうので、どうしても狭く感じるのだ。なにしろクワッド1本で山頂に達してしまう。尾瀬岩鞍くらいだろうか。ただし、実感はその倍以上だ。例によって木が生えていなくて、オフピステが開放されているので、全然混雑しない。クワッド1本で山頂に行ける規模の割には広く感じることができる。なにやら訳が分からない説明になったが、それがニュージーランドのスキー場なのだ!。
 
 さて、センターハウスは白馬岩岳の山頂を思わせる造りだ。気合でスキーワックスを塗り、クワッドで山頂に上る。実に爽快な眺めだ。湖まで見えるのがいい。コースはいちおう、圧雪されているのでそれと分かるが、オフピステにはスノーボードの跡もいっぱいだ。ニュージーランドで初めて、スキーらしいスキーをする。
 昼食はセンターハウスのゲレ食だ。何を注文してもすぐに肉が出て、ポテトは「えいっ」と気合が入ったのが出てくる。ピリ辛(チリポテト)はおすすめだ。
 ここでガイドより変なアドバイスをもらう。「向こう側は北斜面だから、雪が良くないよ」
 ん?おお、そうか、南半球だから北斜面の方が雪が悪くて、南の方がいいのか!。これは目からウロコであった(情けないウロコだ)。日本での「南斜面=悪、北斜面=良」という先入観が染み込んでいたので、ささやかな驚きであった。
 
 その夜は同じツアーの仲間たちとレストランへ行く。帰りの夜道で、南十字星を教えてくれた。大きな十字はニセ十字星といって、だまされてはいけない。その近くに本物の南十字星があり、小ぶりだがきれいな十字になっている。しばらく見ていたら、いきなり大きな流れ星が見え、みんなが絶叫した。東京で生まれ育った私は、流れ星もめったに見たことが無く、声も出なかった。ニュージーランドを満喫できた1日であった。
 
 
 




コロネットピークはオフピステを楽しもう。位置がわかりやすいので、迷子にもなりにくい。
 また、日本のスキー場のスキーセンターにあるような、スキー用具や小物関係のお土産はここが充実している。




今日のアルバム

頂上の展望台よりコースを望む こんなところも滑ってよろしい ■いいねえ
巨石、奇岩の中を滑る ランチはビーフサンドイッチとポテトだ!!
 
シックなセンターハウス
 
「変な写真集」にも載せた、タコのオブジェ
本当に、雪は多い年だった
   
ちょっとしたヘリスキー気分
滑った跡がいっぱい 国際標準の案内板だ 北斜面は雪が悪い
平野は雪が無い 夜もこんな食事になってしまった
いい眺めだ
リフトの降り口でもう一枚
山の裏側もいいぞ



クイーンズタウン・スキーの概要
日記:1・2日目(東京 〜 クイーンズタウン 移動日)
日記:3日目(リマーカブル)
日記:4日目(カドローナ)
日記:5日目(コロネットピーク)
日記:6日目(トレブルコーン)
日記:7日目(カドローナ2回目)
日記:8・9日目(クイーンズタウン 〜 東京 移動日)