HOME国内スキーレポート > 2006-7 (九州-2) 

五ヶ瀬ハイランド

      南国スキー
 雪だるま 2006年レポート(7) 九州-2  
redline
五ヶ瀬ハイランド:駐車場
山奥の谷間に車が集結・・・アヤシイ
五ヶ瀬ハイランド:パーキングセンター
ここがパーキングセンター
五ヶ瀬ハイランド:リフト乗り場
パーキングセンターの裏からは
第1ペアリフトが出ている
 今日は五ヶ瀬ハイランドへ行く。ここは所在地は宮崎県なのだが、熊本県との県境に近い阿蘇山の隣の山塊にあるので、宮崎市からは3時間半、大分市からは3時間と離れており、アクセスするなら熊本市からの1時間半が便利だ。
 ここは2004年8月の台風16号により施設やゲレンデがぐちゃぐちゃになり、道路も土石流やら崩落やらで2005年シーズンを棒に振ってしまった歴史を持つ。ここで普通ならスキー不況もあって事業そのものを断念するところだが、九州にはそぎゃん軟弱者はおらんのですたい!。みごと2006年シーズンに復活を果たしたのは九州男児の面目躍如というべきであろう。で、それはいいとして、なぜ私がわざわざ来たかといえば、ここが「日本最南端の天然雪スキー場」だからだ。そういえば最北端、最東端、最西端はどこか知らないけど興味ないが、最南端とあっては、いったいどんなものか見てみたいものだ。ということで、九州遠征2日目は五ヶ瀬ハイランドとなった。
 熊本市からエッチラ山道を登る。阿蘇山系外輪山の南側を走るのだが、またまた本当に雪があるのか心配になるような陽気だ。宮崎との県境あたりから看板が見えるようになり、ほどなく駐車場に到着した。
 ここはゲレンデがある標高の高い場所(スキーセンターは1610m)へ上がるのに連絡リフト(入場リフトと呼ぶらしい)を1本つかうのだが、その場所はパーキングセンターという名前でありながらあっという間に満車になるので、ほとんどの人はさらにずっと下の駐車場から専用の連絡バスを使わなければならない。ちょっとしたびわ湖バレイだ。
 そのパーキングセンターとやらには小さなショップや無料の託児所があるが飲食の施設は無い、簡単なものだ。まあとにかく山の上に行こうかい。
 リフト券は、回数券や1回券で滑る場合は、別に入場券を購入する。これは天山と同じだ。そしてこの入場券は最初のリフトでいきなり回収となる。パーキングセンターの裏にはそのリフト乗り場があり、ずっと山の上へとリフトがのびていた。
五ヶ瀬ハイランドのコースガイド(配布パンフレットを加工)
五ヶ瀬ハイランド公式サイト
標高は、パーキングセンター(1308m) スキーセンター(1610m) 第2ペアリフト乗り場(1420m)
五ヶ瀬ハイランド ゲレンデガイド
五ヶ瀬ハイランド:
リフト下がニギニギしいが、
危なくないかなあ
五ヶ瀬ハイランド:
いい感じではないか。
パラダイスコースの入り口付近
 リフトで上がってみて「やっぱり」というか、車が多いから人も多いと思いきや、そのとおりだった。昔は平家の落人たちが落ち延びた隠れ里があったような山の中であるが、なかなかの盛り上がり方だ。天山リゾートに比べると高い場所にいる実感があるのは、天然雪があるからだろう。コース以外でも雪が見えるので確かに天然雪だが、とても滑走できる量ではなく、コースはあくまでも人工降雪機の助けがあればこそだ。
 まずは1本。ダイナミックコースが雪不足で閉鎖されているというので、パラダイスコースを滑る。遠くの景色を見ながら途中で大きく右にカーブするので、昨日の天山リゾートよりもより広く感じられる。途中のコース脇にはモーグルバーンやボード用のワンメイクジャンプの台、クォーターパイプ、レールもあって、ちょっとしたボードパークのようになっている。なんとかこの狭い場所で色々な楽しみ方をしてもらおうという努力だろうか。ひょっとしたら、スキーといえばここでしかやったことがない、といって終わってしまう人も多いだろう。できるだけいろいろな楽しみ方を体験してもらいたいものだ。第2ペアリフトに乗ってみたが、スキーセンター2階のベランダの前をゆっくり通るので見られているみたいだし、、リフト下には大勢の人が板をはいたり準備体操をしたりしていて、うっかり雪を落とすとおこられそうでどうも乗りづらいが、まあいいだろう。
 しばらく滑っていたが、コース1本ではすぐに飽きてしまうのはいかんともしがたい。それでも南国の人にとっては短い冬にウィンタースポーツを楽しめる貴重なスキー場なのだろう。ぜひともがんばって営業していってもらいたいものだ。
 帰りは阿蘇山をドライブして高速道路から福岡空港に入り、飛行機で帰京した。
 今回は豪快に滑るというよりも社会科見学のような意味合いがあったのだが、施設やICSといったハード面は別として、うまくなくてもみんながスキーを楽しんでいるのを見たのにはなぜかうれしくなってしまった。本当に行ってみて良かった遠征であった。
line_orange
五ヶ瀬ハイランド: 五ヶ瀬ハイランド:
熊本市には路面電車もあったぞ これでパーキングセンター
まで行くのだ
五ヶ瀬ハイランド: 五ヶ瀬ハイランド:
パーキングセンター裏から
リフトが出ているぞ
こんな感じのゲレンデです
五ヶ瀬ハイランド: 五ヶ瀬ハイランド:
入場リフト券はすぐに
回収なので写真に撮っておこう
実態はほとんどお土産屋さんだ
五ヶ瀬ハイランド: 五ヶ瀬ハイランド:
こんな台、初めて見たぞ 雪はまだか
五ヶ瀬ハイランド: 五ヶ瀬ハイランド:
なぜか定番の鐘が 雪だ!
五ヶ瀬ハイランド: 五ヶ瀬ハイランド:
ゲレ食はまあまあだ パラダイスコース。
あそこを右へカーブする
五ヶ瀬ハイランド: 五ヶ瀬ハイランド:
このあたりでは高い山なので
景色はいい
雪不足でダイナミック
は閉鎖していた・・・
五ヶ瀬ハイランド: 五ヶ瀬ハイランド:
パラダイスの下の方だ ずいぶん古めかしい
リフト小屋だ
五ヶ瀬ハイランド: 五ヶ瀬ハイランド:
リフト下には薄く天然雪が リフトはスキーセンターよりちょっと
上まで登る。ここが最高地点になる
五ヶ瀬ハイランド: 五ヶ瀬ハイランド:
パラダイス上部が混雑だ モーグルバーンらしいが、
ウェーデルン練習バーンみたい
五ヶ瀬ハイランド: 五ヶ瀬ハイランド:
立山山岳以来のミニスキーで来ました ベランダの横とか通るんだよな
五ヶ瀬ハイランド: 五ヶ瀬ハイランド:
子供ゲレンデも薄い雪だ パーキングハウスへ戻るぞ
五ヶ瀬ハイランド:
とにかく、山の中だ
 
 
スキー
 もしあなたが九州以外の人で、五ヶ瀬ハイランドへ行くとなれば、私と同様に熊本からアクセスする可能性が高い。行きは最短距離で行くのがいいが、帰りはぜひ阿蘇山側、時間があれば草千里にも寄って帰ろう。ちょっと日本離れした景色を楽しむことができる。
スキー
 五ヶ瀬ハイランドスキー場(公式サイト)
 阿蘇観光
 熊本市
Goods
HOME国内スキーレポート > 2006-7 (五ヶ瀬ハイランド)