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びわ湖バレイ

      琵琶湖はどこだ
 雪だるま 2006年レポート(5) 富山滋賀-5
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  今日はいよいよびわ湖バレイだ。昨日は琵琶湖が見えなかったので、今日こそはビシっといきたいものだ。予報では晴れなので、期待大だ。朝、スキー場に向かって走ると、周囲はいくぶん曇り空とはいえ見通しもよく、山もきれいに見えるではないか。ただ、比叡山の方面がガスっているのが気になる。おまけに宿泊した瀬田からすぐ近くだと油断して、朝はちんたらして出発してしまった。
びわ湖バレイスキー場のゲレンデガイド(公式サイトマップを加工)
びわ湖バレイ ゲレンデマップ
 
琵琶湖バレイ:ゲート
虹のゲートだ
琵琶湖バレイ:琵琶湖が光って見える  
琵琶湖が光って見える。
下界は晴れているな
琵琶湖バレイ:汁谷リフト
汁谷リフト乗り場の大混雑
琵琶湖バレイ:打見リフト沿い
江ノ島海岸のような込み方だ
琵琶湖バレイ:ここは地獄か
ここは、地獄か。
ガスと強風が見た目よりもっとすごかった
琵琶湖バレイ:えびのしっぽ
山頂付近の鉄柱には
小さなえびのしっぽができていたぞ
琵琶湖バレイ:琵琶湖が見えたぞ
振り返ると、そこには琵琶湖が
 さて、到着してびっくり。まだ朝のうちだが、ゲートには車がドカンドカン入っていくではないか。私が誘導されたのはずっと下の駐車場で、しかも1000円もとりやがった。ううむ。駐車場からの琵琶湖は見下ろすような角度ではないが、対岸の方も見えるし、勘弁してやろう。送迎バスに乗ってゴンドラ駅へと向かう。ゴンドラ駅でまたびっくり、すごい行列だ。しまった、まさかこんなに込んでいるとは。ここでは整理券の配布があった。ゴンドラの券を買う前に、まず整理券もらわなきゃ。女性スタッフによると、あと40分は待つかもという。うわ、行列もなかなかだ。やはり1月3日の年末年始最後の休みだから油断してはいけなかったか。駅内の施設を見学しながら時間をつぶし、なんとかゴンドラに乗る。
 ゴンドラを降りたところで待ち受けていた世界は・・・ガスであった。い、いかん。とりあえず琵琶湖側に立って見ると、おや何だ、見えるじゃないか。琵琶湖が大きく広がっていた。湖面はピカピカ光っているから、下は天気がいいんだろうなあ。もしスカっと晴れていたらこの景色の中を滑るのはさぞかし気分がいいだろう。ただ、尾根沿いのゲレンデは・・・雪だ。この山の尾根は琵琶湖の西岸に平行して南北に走っていて、尾根をはさんで東の琵琶湖側と西の京都側に分かれている。その京都側から生き物が這い上がるようにガスが流れており、風も強い。よく見ると最高地点はすっぽり雲に覆われていて、景色どころではあるまい。とりあえず京都側に滑り降りて、様子を見るか。
 汁谷へ向かうが、とにかくコースには人が多い。奥伊吹よりも混雑しているうえボーダーも多くて、滑りはトロトロだ。そして滑り降りたリフト乗り場の行列を見てまたまたびっくり、すごい行列だ。しまった、こっちに来るんじゃなかったと後悔するような込み方だが、このリフトに乗らないと帰れない設計になっている。何だか罠にはまったネズミの集団の気分だ。おまけにクワッドは故障なのか運休していて、稼動しているのはのろいペアリフトだけだ。ダメ押しは、時々そのペアリフトに1人だけ乗せるようなふざけたことをしていることだ。混雑と故障はともかく、ペアリフトに1人乗せは人災というか、スキー場のスピリット(精神)の問題だ。コラあ、このスキー場はやる気あるのか。しかし、京都の人は遺伝子のどこかに公家人独特の配列を持っているのか、日頃から薄味のものを食べているせいなのか、とにかく上品でおっとりしていて、動じる気配が無い。江戸っ子の町人気質の私はこの京風スキーにはついていけそうにもなかった。かなりの時間をここでつぶしてしまった。もう京都側には来るまい。なんとか尾根に戻ったはいいが、今度はすごい強風で視界がきかない。これは降っている雪というよりも、舞い上がった雪の方が多いようだ。もう何も見えなくてもいいからとりあえずスキー場の最高地点がある蓬莱(ほうらい)山に行こう。ところがこの吹雪の中にあって、途中の緩斜面は初心者ばかりの人、人、人であふれ返っていて、祇園祭りでもやっているんじゃないかというような込みようだ。ここは、地獄か。スキーヤー、ボーダーの一人一人がこの世の人とは思えなくなってきた。イカン、疲れておる。最高地点へのリフト前にバードキャスルというレストランにゼイゼイ言いながら駆け込み、様子をみることにした。
 このレストラン、なかなかいい感じだ。2階にはイラン料理のコーナーまである、ギミックのきいた店だ。しかし人があまりにも多くて、イスが無い。料理を乗せたトレイを持ったまま右往左往する人が多いが、みな辛抱強く待っている。首都圏だったら若い連中がとっくに階段や床に座り込むか、あるいは立ったままで食べていただろうが、こちらの人はそんな野蛮なことは東国の夷がやることであり、幽玄閑寂の世界で育ちワビサビを解する京都人にできるわけないだろうという感じでひたすら行儀よく待っている。ううむ、それにしてもこんなレストランの込み方は最近見たことが無い。
 えらい待ってから食事をして、天気が良くなるのを待った。しかしどうにもならない。降雪はおさまったようだが、風が強い。最高地点にいってみたが、琵琶湖はもとよりスキー場自体がろくに見えないし、白谷側はリフトが動いていなかった。ううむ、今日は東京まで走るから、あまり時間は使わず、1回券を数枚買っていただけだ(これは正解)。しかし琵琶湖を見ながらのスキーはダメだったか。あまり遅くなると明日の年始明けの出社に影響する。やむなくあきらめることにして最後のパノラマリフトに乗ることにした。
 リフトに乗っている途中、空が明るくなったような気がしたので何気なく振り返ったら・・・なんとそこには琵琶湖が広がっていた。おお、さすがに広いではないか。これでも琵琶湖の幅が狭くなっているあたりだが、それでも今までの「湖を見ながら」滑るスキー場としては猪苗代湖に匹敵する広さだ。夢中で写真を数枚撮ったが、薄いガスは消えようもない。写真よりも肉眼の方がきれいで、さらに肉眼よりも偏光レンズのゴーグルを通して見た方が湖の輪郭はきれいに見えた。リフトを降りてゲレンデへ。うむ、大津市までよく見える。町並みまで光って見えるのは、きっと平地は晴天で、今私がいる山の上だけがガスっているからだろう。全体が見える場所へ移動したころは、またもや濃いガスが広がって見えなくなった。しばらく辛抱したが、風は一向に止む気配はない。ここでふと思い出したのが徒然草の「花はさかりに」の段であった。スッコンときれいに、くまなきに見える琵琶湖よりもぼんやりした琵琶湖にこそ風情がある、これが京風スキーの極めなのだと自分で納得しつつ、結局あきらめることにした。
 ゴンドラを降りたところは思ったとおり雲が多めだが晴れていた。そして山の上はまだガスが広がっていた。瀬田大橋を渡って名神高速道路に入る。ここから名古屋方面に向かい、一宮から中央高速で諏訪経由で東京へ戻った。晴れ渡った琵琶湖を見たかったら、やはり安定した3月ごろがいいのだろう。なんだか宿題を残してきたようで屈辱感が残る。いつか決着をつけねば。それでもまあこの時期雪だけはたっぷりあったのでよしとするか。それなりに変わった経験をした富山滋賀遠征であった。
orangeline
びわ湖バレイ:山の上は雲 びわ湖バレイ:駐車場から琵琶湖
駐車場から山の上を見る。
すごいガスり方だなあ
振り返ると琵琶湖が光っていた
びわ湖バレイ:ロープウェイ駅 びわ湖バレイ:なんじゃこりゃ
ゴンドラの駅だ ボーっとしているとこういうのを
見逃してしまいそうだ
びわ湖バレイ:正月だ びわ湖バレイ:整理券だ
そうだ、お正月であった 整理券配布で〜す
びわ湖バレイ:オリジナルカレー びわ湖バレイ:小さなゴンドラ
最初は何がびわ湖オリジナルカレーだ、と思ったが
ホテル謹製のレトルトということだ。すばらしい!
結構、狭いんだよね
びわ湖バレイ:信楽焼 びわ湖バレイ:リフト券
そういえばたぬきの置物で有名な
信楽(しがらき)焼も滋賀県だ
強風にビビッて1回券を数枚買う
びわ湖バレイ:汁谷リフト乗り場 びわ湖バレイ:ゴロゴロ
左のクワッドは運休、右は時々1人乗りを
やらせるペアリフト。汁谷で
準備する人だけで斜面が終わってしまいそうだ
びわ湖バレイ:もういや びわ湖バレイ:向こうはすいているなあ
あ・・・頭が痛くなってきた 打見リフト脇は大混雑
びわ湖バレイ:蓬莱山はすいている びわ湖バレイ:登山者
蓬莱山の上級コースはリフトが止まっているかと思うほど
すいていた。コブ斜面はみんな避けているようだ
蓬莱山に登る人たち。
「好きだねえ」「おまえもな」
びわ湖バレイ:バードキャッスル びわ湖バレイ:込んでいるなあ
レストランバードキャッスルだ 1階も2階も大混雑
びわ湖バレイ:メニューだ びわ湖バレイ:イラン料理の店
イラン料理のファーストフードだ。 イスが足りないのよ
びわ湖バレイ:薄く、薄く・・・ びわ湖バレイ:うまかった
外側を焼きながら切っていく 私が食べたのはこれ
びわ湖バレイ:凍りついた世界 びわ湖バレイ:なんじゃありゃあ
蓬莱山トップは凍てついていた 夏は滑り台か!?
びわ湖バレイ:琵琶湖だ びわ湖バレイ:うわあい
うっすらとびわ湖が見える 強風でナイター設備まで曲がっちゃいました!
びわ湖バレイ:子供は元気 びわ湖バレイ:ゴンドラ内部
子供は元気だ しかし狭いゴンドラだ
びわ湖バレイ:ゴンドラカプセル びわ湖バレイ:とけるぞ
カラフルだ とけちゃうよん
びわ湖バレイ:送迎バス びわ湖バレイ:駐車場から琵琶湖
送迎バスに乗って、ずっと下の駐車場へ 駐車場からのびわ湖
 
スキー
 とにかく、景色が売りのスキー場は一発必中でいきたい。雪質が犠牲になってもいいなら3月がお勧めだ。これは日本の冬の気圧配置の特性によるものだ。だから、自分がスキーに行くときは目的をはっきりしてシーズンの計画を立てよう。
 2009年に再び訪れて、リベンジを果たしました!。見なくちゃだめです!
スキー
 びわ湖バレイ(公式サイト)
 琵琶湖周辺観光
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