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やぶはら高原

      かなりの穴場
 雪だるま 2006年レポート(11) 信州妙高-1  
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 さて、今シーズンもあちこち行ったが、東京のスキーヤーが行きそうな所はかなり行ってしまったし、また3月も最終となると、なおさら行く場所が限られてしまうものだ。
 私が春スキーで行くならと楽しみに残していた場所が妙高の関温泉だ。ここはGWまで営業するほどの豪雪地帯で(日本最高の積雪量の記録もこのあたりで観測されている)、しかも「○○温泉」という名前のスキー場は行かずにいられないものだ。
 土日の休みに行くので、遠い関温泉は日曜日にしよう。となると、土曜日はどこへ行くか。全国スキー場ガイドで、東日本で行っていない所には付箋を貼っているのだが、それもスカスカになってきた。近場で手薄なのが新潟の湯沢方面だが、こちらは3月中旬で営業をやめるところが多い。そこでハッとひらめいたのが御岳方面にある「やぶはら高原」だ。ここは歴史も古い老舗であり、クワッド2基とリフト5基。5本乗り継いだ最高地点からベースまで標高差600mで3.6kmもの滑走ができる本格派だ。おんたけエリアの他の標高2000m級のビッグゲレンデに押されているようだが、なかなか良さそうだ。妙高に行くとなれば上信越道しか頭に無かったが、発想を転換し、中央道を使って1日目はやぶはら、そこから松本経由で長野に入って宿泊(以前勤めていた会社の先輩が長野支社で社長をやっているので挨拶を入れる)、翌日は関温泉と行こう。やぶはらでは最近大雪が降ってくれたらしい。ウキウキの春スキーだ!。
 3月31日、5時30分に家を出て7時23分に八ヶ岳SA、8時6分に塩尻ICを降りて8時52分にやぶはら高原スキー場に到着した。中央自動車道はいい天気でスイスイの195kmの走行だったが、同じ時間関越自動車道の赤城〜水上と、上信越道中郷〜上越JCTは雪のためチェーン規制だった。こりゃあ明日の関温泉も期待できるぞ!。
やぶはら高原のコースガイド(配布パンフを加工)
やぶはら高原スキー場公式サイト
やぶはら 地図
 
やぶはら高原   
おい、本当にスキー場だろうな
やぶはら高原
ぺったんこだし、人はいないし・・・
やぶはら高原
第2ペアリフトで。
左がスゥイングコース
やぶはら高原
う〜ん、見えませんねえ
 まず到着してみて驚いたのが、駐車場が結構がらんとしていたことだ。それに駐車場から見たセンターハウスはコンクリートのうちっぱなしでどこかの公民館みたいな雰囲気だ。自分は本当にスキー場に来たのかちょっと不安だ。しかしゲレンデに出てみると、ずいぶんとまた平坦なファミリーゲレンデが広がっていた。う、しまった、ハズレたか。ペアリフトに乗ってクワッド乗り場へ。このクワッドもなんとなく連絡リフトといった感じだ。しかしクワッドを降りた場所の方が客がいくらか多く、ゲレ食が数軒立ち並び、クワッド、ペアリフトの乗り場があって、「ここがベースだよ」と言わんばかりであった。特に目の前のチャンピオンコースの壁にはそそられるものがある。スバラシイ!。とりあえず最高地点に行くために国設第1ペアリフト、第2ペアリフトを乗り継ぐ。特に第2ペアリフト付近はスウィングコース以外は圧雪されておらず、ボーダーたちが我さきにと滑っていた。
 いよいよ第3ペアで最高地点へ。リフト脇の景色がぱっと広がるところに、景色をガイドする看板があった。なかなかいいサービスではないか。しかし残念ながら遠くの天気は良くないのか、遠くに見えるはずの穂高連峰などは雲の中だ。ううむ、残念。
 とりあえず最上部を数本滑る。降りたてであることと標高の高さからして、この時期にしてはすばらしい雪だ。函館では湿雪だったから、ありがたい。それにしてもあさって4月2日で今シーズンの営業が終わるなんて、もったいない話だ。
 ここで気に入ったサービスがもうひとつあった。リフトに乗ろうとしたら、係員のオジサンが「これを」をと言って何かくれた。見たら、アメであった。リフトの上では退屈だろうからと思ったのだろうか。ここで気になったのは、これがオジサンの個人的な好意なのか、スキー場としての顧客サービスなのか、ということだ。聞いてみたら答えはさすがに後者で、最初は手渡しするが、繰り返し乗る人が気軽に取れるように、改札口の脇にビンに入れて置くようにしている。ちょっとした心使いだが、大切なことだ。
 今度はダイヤモンドライナーというクワッドで尾根沿いのコースへ。パノラマペアで先ほどの最高地点のすぐ近くへ登る。ここからは浅間山が見えるそうだが、目をこらすと車山、蓼科山まで視認することができた。
 ここのもうひとつの特長はスノボのアルペン用のスラロームコースがあることだ。アルペンのスノーボードはあまり見なくなったが、ここでは人気があるらしい。なおこのスラローム脇は雪質に加えて圧雪もしっかりしていて、ショートターンで滑るにはベストだった。ショートスキーで滑り足りなかった函館の借りを返すつもりで、ここをかなり滑り込んだ。
 さて、ゲレ食へ行って昼にするか。お楽しみのチャンピオンコースは・・・ガケのようだ。ゲレ食の屋根に飛び込むかのようだ。しかも腐り気味で足を取られまくりだ。ゲレ食前の客の熱い視線を振り払い、そそくさと脇へ逃げてランチとなった。ああ、疲れた。まあ休養のための遠征だからこれぐらいにしよう。
 それにしても、私は近場の主なスキー場は滑り倒したつもりなのだが、まだこんなすばらしいスキー場があったとは。すいていて、ちょっとワイルドなところもあり、1日かけても飽きることはないだろう。けっこう穴場のスキー場であった。
 スキーの後に、近くに木曽義仲の歴史博物館があるというのでちょっと寄ってみた。地元では英雄ということになっているらしい。そして塩尻から高速に乗って長野へ。先輩と再会し、その日は夜遅くホテルに戻った。まあ明日はゴリゴリ滑る日ではないからいいか。
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やぶはら高原 やぶはら高原
なかなか安い方だ 一番下のコースで、
小さな女の子がボードをやっていたぞ
やぶはら高原 やぶはら高原
一番下のコースは
ファミリー天国だ
ほとんど移動用の
クワッドだ
やぶはら高原 やぶはら高原
第1ペアリフト脇は
圧雪もいい
これが第2ペアリフト
やぶはら高原 やぶはら高原
最上部の急斜面はコブだが
パウダーが残る
スゥイングコースを上から
やぶはら高原 やぶはら高原
ダイヤモンドライナーは
フード付きだ
これがアメです
やぶはら高原 やぶはら高原
昔の電話ボックスみたいだ こちらも見えませんねえ
やぶはら高原 やぶはら高原
なんだこれは? → 非常に低いが、これでも
ボーダー用のベンチだ
やぶはら高原 やぶはら高原
アルペンボード用の
スラロームコースだ
チャンピオンの壁だ
やぶはら高原 ストーブ
ゲレ食の内部。
田舎の食堂だ
ストーブの上には・・・
やぶはら高原 やぶはら高原
毎日やってんのかな?
野沢菜、いただきます!
これが鍋焼きうどんだ
やぶはら高原 やぶはら高原
リフト脇になにかあるぞ → ここにも南アルプスビューポイントの
看板だ!
やぶはら高原 やぶはら高原
晴れていたら、すごくきれいだろう テヅカという動物は
革靴を履いておるようだ
やぶはら高原 やぶはら高原
車山の方向は晴れだしてきたぞ いい感じだ
やぶはら高原 やぶはら高原
リフト脇はかっこよく滑ろう とにかく上部は雪質が
良かった
やぶはら高原 やぶはら高原
「売り切れ」でなくて「完売」というのは、
もう補給されないということかね?
「−タンセーキス貸 きのちと」とは
何でしょうか?
 
 
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 最近、中央アルプスをぶち抜いて「権兵衛トンネル」というのができて、中央高速伊那インターまでつながった。
もし帰りが事故などで大渋滞、なんて時は選択肢にいれておこう。
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 権兵衛トンネル
 義仲館
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