HOME国内スキーレポート > 2004-2 (北陸-2:立山山麓) 

立山山麓(極楽坂、らいちょうバレー、粟巣野)

      だんご3兄弟
 雪だるま 
2004年レポート(2) 北陸-2
redline
立山山麓 スキー場
極楽坂ベース部分
極楽坂
あれがノーマルヒルだ
極楽坂
杉林の中を進むのもいい感じだ
立山山麓 スキー場
遠くに日本海が見える
立山山麓 スキー場
らいちょうバレー。
初心者コースのリフトから
立山山麓 スキー場
ゴンドラは止まっている
 さて、今日は午前中は立山山麓にある3つのスキー場をハシゴして、午後は調子がよければ富山を代表するイオックス・アローザに行こうかな、とか考えていたのだが、どうも天気がよくなさそうだ。いや、それ以前に雪が少ないのだ。
 私は富山県には子供のころから「新潟どころの騒ぎではない雪国」というイメージがあった。それは社会科の教科書に載っていた立山の「雪の大谷」によるものだった。春に3〜4階の家の高さに匹敵する深い雪の中を包丁でスッパリと削ったような道を作り、バスが走っているアレだ。その雪の大谷はこの立山山麓と呼ばれるエリアからすぐそこ、車で10分くらいのはずだが、少なくともこのへんは道路に積雪が無いのだ。しかも午後には雨が降るという。ううん、12月末で雨とは。いったい、地球はどうなっちゃうんだろうか。
 なにはともあれスキー場に向かう。この立山山麓には3つのスキー場がだんご3兄弟になって並んでおり、下の方から極楽坂、らいちょうバレー、粟巣野(あわすの)である。とりあえず手前の極楽坂の駐車場に車をとめる。この3兄弟のうち手前の極楽坂とらいちょうバレーは頂上部で連絡しており、リフト券は共通だ。ただし一番奥に位置する粟巣野だけはなぜか1日券は共通なものの、半日券はダメという、どこかすねた兄弟だ。とりあえず規模的に長居しても仕方ないし、天気も良くないので半日券とした。
 ここのベースのリフトの脇には、ジャンプ台がある。しかもラージとノーマルの2台があるのだ。昨日、白馬のジャンプ台を見たばかりなので非常に小さく見える。係員に聞いたら、今は使われていなくて、2月にたぶん大会を1回くらいやるとかやらないとか。ちょっと寂しい。
 リフトはジャンプ選手がジャンプ台へ向かうときに降りる中間駅(降りられないようになっている)を過ぎると、左右に見事な杉林が広がる中をとろとろ登る。そして降車駅あたりからは遠く日本海がかすんではいるが、見ることができる。
 雪質はまあまあ。ただしホコホコと荒れている。客が少なくても圧雪してもらいたいが、狭めのコースなのでどうせすぐ荒れるだろう。
 下部はやはり板が走らなくなる。上部を繰り返し滑りたいが、上級コースはまだ閉鎖中で、らいちょうバレーへの連絡リフトは強風で止まっているという。しかも、らいちょうバレーはゴンドラまで止まっているというのだ。これはいかん。一通り見てしまうと面白い斜面ではない。ううむ、仕方ない。車でほんの1分くらいの、隣のらいちょうバレーへ移動した。駐車場料金が無料だからいいだろう。
 らいちょうバレーの入り口に「ゴンドラ営業中」の看板があったので、復活したのかと思いきや、やっぱり営業していない。残念だがリフトを乗り継いで最上部へ。そうしたら、極楽坂の連絡リフトが動いていた。なんだ、車で来ることなかったじゃない!。
 らいちょうバレーは下がぺったんこの初心者コースだが、中腹あたりから上に広いバーンがあり、ボーダーにも人気だ。雪の状態も幾分よく、滑りやすい。ここの上部をコリコリ滑った。やはりらいちょうバレーの方が人気が高いようだ。遠くに立山連峰が見えるが、完全に白くはなっていない。今日は大晦日だが、大丈夫かな。
 昼前に車で3分のところにある粟巣野へ。ここはひっそりとした感じのスキー場だ。半日券は使用できないので、1回券を3枚買った。それにしても、もっとお客さんを増やしたかったら、すぐそこに見えているらいちょうバレーと連絡路を設けるとかしないと、真っ先になくなっちゃうよ!。それに1つ無くなれば、残りも吸引力を失うだろう。3兄弟は団結せねばならんと毛利元就も言っておったではないか。半日券だけは共通に使えないと扱われるのが残念だ。
 ここは平べったい初心者コースとやや上級向けの2枚バーンのイメージだ。これといって特筆するものもない。しかし、このへんの飛ばし屋スキーヤーや無法者ボーダーはみな2兄弟に濾し取られてしまっているので、のんびりムードで子連れの親にはいいだろう。最上部のリフトはほとんど客がいなかった。
 昼過ぎにスキー場を出た。イオックスアローザは雪不足で数コースしか営業していなくて、行けたものではない。まあここはそのうちスノーバレー利賀(とが)とセットで来ることにしよう。
 今日はとりあえず金沢に入って新年を迎え、明日はセイモアに行こうかな。金沢では香林坊の付近で食事をした。ここにはなんと、あのファッションビルの109があり、隣に東急系ホテルがある。ちょっと渋谷感覚だが、夜8時にはほとんどの商店が閉まるので注意だ。しかしこの暗くなるのが早いのが、なぜか「地方に来たんだ」という気になるから不思議だ。(金沢のみなさんごめんなさい、でも夜は寝るのが本当です)
 明日は初滑りといこう。
orangeline
立山山麓 スキー場 立山山麓 スキー場
人の少ない山の中に、いきなり
ダムのタービンが飾ってある
遠くの立山は真っ白ではない
立山山麓 スキー場 立山山麓 スキー場
このバーンはまあまあ 「ちびの小屋」だ
立山山麓 スキー場 立山山麓 スキー場
センターハウスは
なかなか立派だ
雪はホクホクしている
極楽坂 極楽坂
リフトの上からジャンプ台 中間駅は降りられない
らいちょうバレー らいちょうバレー
うそである 食べ放題、いいねえ!
立山山麓 スキー場 立山山麓 スキー場
シングルリフトだ ひたすら孤独だ
立山山麓 スキー場 立山山麓 スキー場
おい、さっきの「ちびの小屋」
と同じデザインじゃあ・・
遠くに日本海の海岸線が見える
立山山麓 スキー場 立山山麓 スキー場
この斜面は広くていい 「あるす」か「あるむ」か?
どうやら「あるむ」らしい
立山山麓 スキー場 立山山麓 スキー場
斜面は急だが広くていい 下は初心者向けだ
立山山麓 スキー場 立山山麓 スキー場
いろんな方向から時刻
を見ることができる
下は平坦だ
立山山麓 スキー場 立山山麓 スキー場
粟巣野は静まりかえっていた とりあえず、自己主張は忘れない
立山山麓 スキー場 立山山麓 スキー場
上部は人がいない 「あわすのパークレストラン スキー場」とあったので、ここだけ別のスキー場かと思ったら最後の「管理事務所」の字が消されていただけだった
香林坊 109 金沢 恐竜
香林坊109でーす 金沢では恐竜が発掘されることが
あるらしい。金沢駅構内で
恐竜 恐竜
関係ないけど、私はこの顔に似た人を知っておる これに似た人を2人知っておる
 
スキー
 イオックスアローザはゴンドラがあるが、標高が低く、シーズンが短い。数年後、飛騨白川郷を経由する高速道路がつながると岐阜県からアクセスできるようになるという。そのとき、観光とセットでちんたら行くのがいいだろう。
スキー
富山と白川郷を結ぶ高速道路はその後開通しました。
東海北陸自動車道 をご覧ください
スキー
 立山山麓スキー場(公式サイト)
goods
HOME国内スキーレポート > 2004-2 (北陸-2:立山山麓)